夜ふかしと病気の関係がわかる!睡眠習慣をセルフチェック
いつの間にか時間が過ぎて気づいたときには真夜中・・・。 早く寝たほうが健康にいいことが頭で分かっていても、夜ふかししてしまいます。
とはいえ、夜ふかしの何が健康に悪いのか分からないものですよね。
そこで、夜ふかしと病気の関係を理解することが重要です。
夜ふかしをやめたくなりますよ!
このコラムを活用すれば、現状の睡眠習慣のままでいいのか、セルフチェックできます。
夜更かしは日中のパフォーマンスを下げる
夜更かしは、寝る時間が遅くなることで睡眠不足になり、日中のパフォーマンスを下げることが問題です。
ここでは、夜更かしの一時的な影響について解説します。
遅く寝て遅く起きる睡眠相後退症候群
睡眠相後退症候群は、睡眠サイクルと社会生活を一致させることができない病気です。
発症する原因は、夜更かしだと考えられています。
特徴的な症状は、以下のとおりです。
・ビジネスやテストなど重要な用事があっても遅刻や欠席する
・昼くらいにならないと起きられない
・深夜をこえても眠くならない
・夜になると目が冴えてくる
・朝のアラームに気づかない
など
朝から予定があるため無理やり起床したとしても、倦怠感や集中力の低下など体の不調が引きおこされます。
夜更かしが体内時計のリズムを崩す
夜更かしを繰り返すと、規則的な活動をコントロールしている体内時計のリズムが崩れます。
夜に目から強い光を浴びることで睡眠を促すメラトニンと呼ばれるホルモンが分泌されにくくなるためです。
メラトニンは照度依存性を示し、照度が高く受光量が多ければ分泌量が抑制され、覚醒度の上昇へとつながる。
引用 バイオメカニズム学会誌 良質な睡眠のための環境づくり -就寝前のリラクゼーションと光の活用-北堂 真子 2005 年 29 巻 4 号 p. 194-198
その結果、夜に向かうほど目が冴えてくるので、昼夜逆転した生活になります。
夜に強い光を浴びる生活習慣は、以下のとおりです。
・部屋のカーテンを閉めない
・テレビ、YouTubeの視聴
・SNSなどスマホいじり
・パソコンでの作業
・部屋の明るい照明
夜に強い光を浴びる環境が体内時計を狂わせています。
夜更かしを続けると病気になる
夜更かしを続けると、疲れをとるなど睡眠の恩恵を受けられません。そのため、体の不調があらわれ、病気になります。
ここでは、夜更かしが原因で引き起こされる病気について解説します。
不眠症
不眠症は、慢性的に満足した睡眠をとれない状態です。
夜ふかしなど眠りを妨げる生活習慣によって発症します。
不眠症が続く場合、肥満など生活習慣病、自律神経失調症など身体的・精神的な病気につながります。
生活習慣病
生活習慣が乱れると、あらわれる病気です。
なかでも、睡眠習慣の乱れは、脂肪を分解する作用のある成長ホルモンの分泌が不足するため、中性脂肪が蓄えられやすいです。
その結果、肥満、糖尿病、脂質異常症などの病気を引き起こし、心臓病や脳の病気といった命に関わるリスクが増えます。
自律神経失調症
心臓や肺など全身の器官の機能を調整する自律神経が異常をきたしている状態です。
自律神経を支配するアドレナリンなどホルモンバランスの乱れが原因になります。
日中に乱れたホルモンバランスは、睡眠時に整えられます。
しかし、ホルモンバランスは、夜更かしなどで眠りが妨げられると、睡眠時に調整できません。そのため、乱れたままです。
ホルモンバランスの乱れが続く場合、複数の体の不調や病気が現れるため、日常生活に支障をきたします。
認知症
ついさっき起きたことを忘れてしまうなど短期記憶障害があらわれ、記憶力が落ちた状態です。
脳にたまった老廃物質によって脳の神経細胞が正常に機能しないことが原因です。
睡眠は、脳の老廃物質を排泄する働きがあります。
しかし、夜ふかしなどで満足した睡眠がとれないと、脳に老廃物質がたまりやすくなります。
夜ふかしを続けた場合、認知症が早期に発症するリスクが高まり、最終的にトイレがどこか分からない、食事が分からないなど自立した日常生活を送れなくなります。
感染症
細菌やウイルスなど外敵が体の中に侵入し、自覚症状や検査値などに異常が認められる状態です。
手洗い・うがいをしない、風呂に入らないなど不潔な生活習慣で起こります。
また、睡眠は、細菌・ウイルスなど外敵をやっつける免疫細胞の働きを活性化します。
しかし、感染症は、夜ふかしなどで睡眠の質が下がると、免疫細胞の働きが低下します。
重症な感染症は、命に関わるリスクがあるので注意が必要です。
夜ふかしと病気をセルフチェック
厚労省によれば、日本人の約6割は、7時間未満の睡眠時間となっており、睡眠不足の人が多いです。
ここでは、夜更かしするリスクと夜更かしが原因の病気をセルフチェックする方法をお伝えします。
夜ふかしするリスクをチェック
夜ふかしは、寝つけないなど睡眠の質を下げ、病気につながります。
夜ふかしにつながる生活習慣は、以下のとおりです。
- ・残業や飲み会などで日常的に帰宅が遅い
- ・寝る前にカフェイン含有飲料を飲む
- ・寝る前に大量のアルコールを飲む
- ・日中に30分以上のうたた寝や昼寝
- ・寝室の電気をつけっぱなし
- ・寝る前のテレビ、ゲーム
- ・寝る前のスマホいじり
- ・身の回りの騒音
- ・夜中に勉強する
- ・寝る前の喫煙
あなたは、何個当てはまったでしょうか?
当てはまる数が多い人ほど、夜ふかしするリスクが高いです。
低リスク | 0-3個 |
中リスク | 4-6個 |
高リスク | 7個以上 |
夜更かしが原因の病気をチェック
夜ふかしが原因の病気をチェックする方法は、以下のとおりです。
不眠症
不眠は以下のような自覚症状があります。
・眠ろうとしても眠気がなく寝つきが悪い
・トイレなど夜中に何度も目が覚める
・朝の目覚めが早すぎる
・睡眠時間はとれているのに熟睡感がない
不眠症になりやすい人の特徴は以下のとおりです
・朝ベットから出るのに時間がかかる
・起床には、目覚まし時計が必要
・アルコールを飲むと良く眠れる気がする
・いつの間にか居眠りすることがある
・夜に来る眠気を我慢している
・休日は平日と比べて2時間以上、長い睡眠をとる
上述の自覚症状や特徴のある人は、不眠症の可能性があります。
生活習慣病
生活習慣病は「食べすぎが病気を引き起こす!食習慣をセルフチェックしよう」のコラムを参考にしてください。
自律神経失調症
自律神経失調症は、以下のとおり多様な自覚症状が現れます。
高血圧 | 頭痛 | めまい | 耳鳴り | 動悸 |
下痢 | 便秘 | イライラ | 不安 | 集中力低下 |
胃の不快感 | 吐き気 | 目の疲れ | 口が渇く | のどの違和感 |
息切れ | 頻尿 | 生理不順 | 多汗 | 痒み |
倦怠感 | 立ちくらみ |
など
他にも自覚症状は、ありますが、上述の中で2つ以上、当てはまる場合は、自律神経失調症の可能性があります。
認知症
認知症は、以下のとおり長谷川式といった簡易的な知能評価ができるスケール表があります。
20点以下は認知症の可能性があります。
1人では、チェックが難しい部分があるため、信頼できる人とやってみてもいいですね。
まずは夜ふかしと病気をセルフチェック
夜ふかしは、体内時計のリズムを崩し、日中のパフォーマンスを下げることが問題です。
睡眠の恩恵が受けられないため、病気につながります。
夜ふかしするリスクと病気の可能性をセルフチェックしてみましょう。
夜ふかしリスクの高い人は、病気になる前から睡眠習慣を見直した方が良いかもしれませんね。
夜更かしを解消する方法については「夜更かしをやめられない!時間管理で睡眠習慣を改善する方法」に書いてますので参考にしてください。
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