運動不足と病気の関係を知ろう!自分の運動習慣をセルフチェック
新型コロナウイルスの影響で仕事がリモートワークになるなど生活状況が一変しました。
外出することが億劫になり、運動不足を感じている人も多いのではないでしょうか。
そこで、運動習慣や病気の症状などをセルフチェックしてみましょう。
運動不足が原因の病気のリスクがわかります。
運動不足をデータで見る
頭では運動不足がなんとなく健康に良くないと分かっていても、体を動かさずに楽をしてしまいますよね。
ここでは、「運動不足の人の割合」「運動不足による死亡者数」について統計データを見ていきます。
運動不足の人の割合
運動不足を感じる人の割合は、以下の表のとおり約80%です。
参照 令和2年度「スポーツの実施状況等に関する世論調査」について
運動を実施することは、運動不足を自覚していても、難しいものですよね。
仕事やプライベートの忙しさ、新型コロナウイルスの流行による生活状況の変化、めんどくさいなどの要因があります。
- 仕事から帰ってきて、料理作りや部屋掃除など家事をしてたら、寝る時間
- 休日も平日の疲れがたまっている感覚がある
- 朝早くに出勤し、残業が終わるのが深夜
- コロナに感染しないように外出を控える
など
なかなか体を動かす気になれないものですよね。
運動不足による死亡者数
運動不足による死亡者数は、死因の3位で年間5万人いるとされています。
上記のデータから、運動不足は、体の不調や病気の原因となり、最悪の場合、命に関わることがわかります。
糖分や塩分の摂りすぎ、アルコールの摂りすぎなど不健康な食習慣よりも、死亡率が高くなっています。
運動不足が病気をまねく理由
運動不足は、続けると体の不調や病気をまねきます。
ここでは、運動不足が原因で病気になった後、どのような経過をたどるかお伝えします。
廃用症候群
全身の筋肉や関節が硬くなるなど身体機能の低下や、精神的な落ち込みにより、活動性が落ちた状態です。
必要以上に楽をして過度な安静状態を作ってしまった運動不足が原因です。
体を動かさないことで体を動かせなくなるため、他人の手助けがいる介護が必要な状態になります。最終的には、肺炎など命に関わるリスクがあります。
動脈硬化
コレステロールや中性脂肪などネバっとした物質が血管の内側の壁にくっつき、血管が詰まりやすくなっている状態です。
運動不足による筋肉減少によって、血液の流れが悪くなるので、ネバっとした物質が血管の壁にくっつきやすくなります。これは、筋肉が血流をコントロールしている交感神経を支配しているためです。
血液の流れが悪いままだと脳や心臓の血管が詰まりやすいので、命に関わるリスクがあります。
骨粗鬆症
骨がスポンジのようにスカスカとなり、骨折しやすい状態です。
運動不足によって骨に外からの重力がかからなくなるため、骨を作ろうとする体の仕組みが衰えます。
運動不足が続く場合、腰や背中の骨が溶けていくので、強い衝撃がなくても寝ているだけで骨折する状態になります。
そのため、寝たきりになりやすく、目的地に自分の足で行けません。
がん
増殖をやめられなくなった異常な細胞が他の正常な細胞を侵食し、生命を維持する働きを妨げる状態です。
運動不足が続くと、免疫力の低下や肥満などの要因から異常な細胞を作り出しやすくなります。
がんは、他にもタバコやアルコールなど不健康な生活習慣との関わりが深いことが分かっています。発見が遅れたら、命に関わるリスクが高い病気です。
うつ病
気持ちが落ち込んで何もやる気が起きなくなる状態です。
運動不足によって、気分を高めるホルモンが分泌されないなどホルモンバランスの乱れを引き起こします。
うつ状態が続けば社会生活が難しくなります。
さらに、精神的な症状だけでなく、眠れない、食欲が湧かないなど身体的な症状も続発します。
運動不足と病気をセルフチェック
運動不足を理由に病院へ行くのは、めんどくさいですし、気が引けますよね。
ここでは、「運動不足のリスク」「運動不足が原因の病気」をセルフチェックする方法をお伝えします。
運動不足のリスクをチェック
運動不足になりやすい人の特徴は、以下のとおりです。
- フロア移動はエレベーターやエスカレーターを使う
- 短い距離の移動でも車や公共交通機関を利用する
- 少し体を動かしただけで息が切れる
- 何もしていないのに疲れを感じる
- 休みの日は寝て過ごすことが多い
- 体を動かすことが億劫に感じる
- 太り気味
あなたは、何個当てはまったでしょうか?
当てはまる数が多い人ほど、運動不足になるリスクが高いです。
低リスク | 0-2個 |
中リスク | 3-4個 |
高リスク | 5個以上 |
運動不足が原因の病気をチェック
運動不足が原因の病気をチェックする方法は、以下のとおりです。
廃用症候群
廃用症候群の症状は、以下のとおりです
- 唾液や食べ物が誤って肺に入り、咳をすることがよくある
- お尻や踵など圧迫されている箇所に皮膚の傷がある
- 長い時間、体を横にしたり、座ったりしている
- 関節の動きが悪くなったように感じる
- 胸焼けなどの症状があり食欲がない
- 骨密度が低く骨がもろくなってきた
- 少し動いただけで息が上がる
- 急に立ち上がると、ふらつく
- 夏でも手足の冷えを感じる
- 精神的に落ち込みやすい
- 筋肉が痩せて衰えてきた
当てはまる症状が多いほど、廃用症候群のリスクが高くなります。
明確な診断方法はなく、医師が総合的に判断して診断されます。
動脈硬化
動脈硬化がある人の特徴は、以下のとおりです。
・ お酒を毎日飲む。(日本酒1合以上、ビール500cc以上、ウイスキーグラス1杯以上)
・ 血圧が収縮期血圧140mmHg以上、拡張期血圧90mmHg以上である。
・ ケーキやチョコレートなど甘い物が大好きである。
・年齢が男性で45歳以上、女性で55歳以上である。
・ ラーメンのスープやめん類の汁は全部飲み干す。
・ BMI値(肥満度の指標)が26.5以上である。
・ 肉類が大好きで野菜はほとんど食べない。
・ 昔に比べて喜怒哀楽が激しくなった。
・ 朝食を食べずに夜ドカ食いをする。
・ ストレスを溜め込んでいる。
・ タバコを毎日吸っている。
・ 最近のどが渇きやすい。
・ 運動をほとんどしない。
・ もの忘れが多くなった。
・ よく頭痛がする。
上述の特徴に多くあてはまる人は、循環器が専門の医師の指示に従って以下のような検査を医療機関で受けることをおすすめします。
- 頸動脈(けいどうみゃく)エコー検査
- 眼底検査
- CT検査
- MRI検査
- 冠動脈造影検査
- 血管内超音波検査
- OCT(光干渉断層法)検査
- ABI検査(腕と足の血圧比)
- baPWV検査(脈の速度)
- FMD検査
骨粗鬆症
骨粗鬆症がある人の特徴は、以下のとおりです。
- 最近、背中が丸くなり、腰が曲がってきた気がする
- (女性)閉経を迎えた。 (男性)70歳以上である
- 家族に「骨粗鬆症」と診断された人がいる
- 天気のいい日でも、あまり外に出ない
- 最近、背が縮んだような気がする
- 牛乳、乳製品をあまりとらない
- 体格はどちらかと言えば細身だ
- 小魚、豆腐をあまりとらない
- ちょっとしたことで骨折した
- 体を動かすことが少ない
- お酒はよく飲む方だ
- たばこをよく吸う
上述の特徴に多くあてはまる人は、整形外科の医師の指示に従って以下のような検査を受けることをお勧めします。
DXA法
MD法
QUS法
がん
がんをセルフチェックしたい人は、以下のサイトを参考にしてください。
セルフチェックで気になった人は、以下の検診を定期的に受けることをおすすめします。
他にも、最近では尿や唾液から、簡易的にがんを検査できるので、めんどくさがりの人におすすめです。
うつ病
うつ病をセルフチェックしたい人は、以下のサイトを参考にしてください。
5分でできる職場のストレスチェック – こころの耳 – 厚生労働省
ストレスチェックに多くあてはまる人は、精神科や心療内科の医師のアドバイスをもらうために受診をおすすめします。
まずは運動不足と病気をセルフチェックしよう
運動不足を感じている人は、全国で約80%います。
運動不足を続けると、体の不調や病気を招き、命に関わる病気です。
「運動不足のリスク」「運動不足が原因の病気」をセルフチェックしてみましょう。
運動不足のリスクが高い人は、病気になる前から運動習慣を見直した方が良いかもしれませんね。
運動不足を解消する方法については、「運動不足を解消する方法!意志が弱くても続けられるタイムマネジメント」に書いてますので参考にしてください。
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